守り神

こんにちは、瀬汰_setaです。

 

以前、東京で社畜生活をしていたとき、アパートに同居人がいました。名前を【ブライアン】と言います。

 

外国人……?

ではなく、【イエグモ】です!

 

さいしょ発見したときは、うわ!虫!^^;と思ったのですが、Google先生に聞いたところ「イエグモはダニを捕食する益虫」とのことでしたので、

「特段、害もないしええか」と思い、駆除せずにいました。

そんな気持ちで同居を許しただけでしたが、人間、近い距離でいつも見るものは気になるもので、だんだんと愛着が湧いてきました。

単純接触効果ですね!!

 

ブライアンと命名したのは、愛着が湧いてきた頃です。

 

ブライアンはたまにキッチンの水周りにひょっこり現れて、「うわー!溺れさす!」とヒヤヒヤしたり、

ベッドの上に現れて「うわー!轢く!!」とヒヤヒヤしたりしていました。

それ以外は壁や天井や家具の上にいて、「おっ、今日もおるな」と思って生活していました。

 

そんな、ヒヤヒヤと安堵を与えてくれるブライアンは、数ヶ月で死んでしまいます。掃除をしていて亡骸を見つけると悲しい気持ちになったものです。

カーペットにコロコロをかけて、遺体がくっついていたときは、悲しくてどんよりしたのを覚えています。

 

でも、どんよりもつかの間で、しばらくすると、新たなブライアンが家具の間からひょっこり現れます。

 

一度、テレビを見ていたらテレビの前に小さいブライアンと大きいブライアンが来て、

「おや、引き継ぎの挨拶かな・・・」となったことがあります。

 

そんなこんなで、ブライアンは何代にも渡って東京でのわたしの部屋と生活を守って来てくれました。

守ると言っても、わたしに何かをしてくれたことは勿論ありませんでしたし、ダニを捕食している実感もありませんでした。

(見えないところで仕事しててくれたんだろうなぁ)

 

ただただ、いつもそこにいてくれました。

 

東京から引っ越す日、家具も家電も全てなくなった部屋で、ブライアンが床に降りてきて、座っているわたしの体の近くをピョンピョンと跳んでいました。

ブライアンが床に降りてくるのはこれが初めてでした。

「今までありがとうね」と言って、お別れをしました。

 

旦那さんとの同居のため、名古屋に移り住んで2か月程。生活にもやおら慣れてきたかなぁ、という頃。

 

旦那さんとキッチンで喋っていると、旦那さんの視線が「はっ!」とわたしを通り越して天井の辺りに移りました。

視線の方に目をやると、なんと、イエグモがいたのです。

 

「あなたが住む家は、ブライアンが守りに来るの?」

わたしが東京の部屋でイエグモと暮らしていたことを知っていた旦那さんは、イエグモを見つけて何だかちょっと嬉しそうでした。

 

その瞬間に命名・ブライアンとなったイエグモは、それから天井や壁からわたしたちの暮らしを見守ってくれています。

旦那さんによると、今まで一人暮らしをしていてイエグモが出たことはないそうなので、不思議なご縁です。

 

場所が変わってもまたブライアンと同居すると思っていなかったので、「不思議だなァ」という驚きとともに、何だかちょっと嬉しいです。

 

ブライアン、これからは、わたしのことも旦那さんのことも守ってくださいね。

 

 

ということで瀬汰_setaでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました