「水と花」

イラスト
水と花

「水と花」


家に帰ると「ボク」の花が枯れていた。

ここ最近忙しいを理由に水をあげられてなくて、手入れもしてやれてなかった。

多少は水をあげなくても大丈夫だろうと思っていたけど、間に合わなかったみたいだ。

心の中で謝罪の言葉を考えていたけど、何も出てこず、朽ち果てるまでそのままにした。

 

彼にはもう私は必要ない。

ある日一目惚れだと言ってもらえて家に置いてもらえた。素直な気持ちに惹かれて彼の癒しになることが私の生きがいになった。

それからは毎日疲れて帰ってくるあなたを見つめていた。

でも、ある日から私のことを忘れていくようになった。

そして、ついに水がなくなった。綺麗だねと言ってくれた髪は抜け落ちた。

もう枯れていい?、さようなら。

 


 

「水と花」でした。

この作品を作るきっかけは花屋さんでみた綺麗なお花でした。

その花は「こっちを見て!」と主張が激しくついつい近くまで見に行きました。

とても綺麗でしたが、このお花は買ってもらえなかったらどうなるんだろう、捨てられてしまうんだろうか、と考えていると、どんどん人間のように見えてきました。

綺麗な花瓶は生き残れるけど、綺麗な花はずっと綺麗ではいられません。

悲しいような、切ないような感情を作品にしてみました。

 

そして、「水」には2つの意味があります。

人間には2つの水が必要です。「生きるために飲む水」と「性欲求を満たしてくれる水」。

どちらもどの時代どの世界にも必要です。

水商売の世界も美しいものがあるので作品にしていきたいです。

 

盆栽。

水と花

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