雲の上の窓から見えた、

日々の小さな気づき

北海道に旅立つ飛行機の出発が夕方でした。

席は指定していなかったのですが、

私の好きな窓側になっていて少しの幸運に喜んでいました。

小さな機体は地上をグングン加速して、あっという間に陸から離れ、

雲を突き抜けました。

その日はあまり天気は良くない状態だったので

突き抜けてしまうと見事な雲海が眼下に広がりました。

 

綺麗だなぁなんて夕日に黄昏ていると少し眠くなり

窓の外の景色を見ながらウトウトしていると

キラッと光るものが見えた気がしました。

その光が気になっていたので窓を覗き込んでいると

一人の人間がいました。

 

その人は地上から下を見ながら暇そうにしていました。

大きな欠伸(あくび)をしてキラキラしたものを落としていました。

そのキラキラした光が私の目に飛び込んできたのだと悟りました。

 

私にはそのキラキラしたものの正体はわかりません。

もしかしたら、小さな幸運かも知れない。

もしかしたら、小さな命かも知れない。

もしかしたら、小さなキッカケかも知れない。

 

そんなことを考えながら見ていると

その人の欠伸がうつり、また眠くなりました。

 

 

ガタガタと体を揺らされる感覚が遠くからやってきて

目が覚めました。

ガタガタの正体は飛行機でした。

小さな機体は乱気流により、ジェットコースターのように

揺れていて、寝ぼけていた私はまだ夢の中なのかと

思っていました。

 

ふと目の前に置いていたパソコンを広げると

「神様は孤独で暇そうだ」

とメモに書いていました。

どこからが夢の中なのかは誰にも知り得ないですが

不思議な雲の世界を見た出来事でした。

 

もしかして、窓側の席にしてくれたのは「あなた」でしょうか

盆栽。

暇そうな神様

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