下向いてしまう時は灯火を探そう。

日々の小さな気づき

私は不意にとてつもない重たい荷物を持たされた様に

自分の体が重たく動かないときがあります。

基本はポジティブで楽観的な考え方なのですが、

本当に何も行動したくなくなる周期みたいなものがあります。

そんな時はだいたい下向いています。

目線が上でもなく、前でもなく、必ず下向いています。

『夢ってなんだっけ?』

『目標ってなに?』

『なんのために生きてる?』

『生きる意味って何?』

わかっている答えや答えの出ない自問自答を繰り返して完全な迷子になってしまいます。

いつも持っている明るく照らしているランタンは消えていて

自分自身は真っ暗な洞窟にいます。

出口もわからず、自分が立っているのがどこなのか

見失い、混乱し、蹲(うずくま)ってしまいます。

ランタンの火は誰かのランタンから借りるか

自分でマッチを見つけるしか再び火を灯すことは出来ません。

そんなことを思いながら書いた短い物語を書きました。


ここは真っ暗闇のトンネル。中にはコウモリや気持ちの悪い生き物もいそうな所。

噂によると出口はあるらしい。それもそう遠くないと聞いた。

ただそこに行くには少し急勾配という噂だ。

行き先は暗くて全くわからないが、先に生まれていた二人に教えてもらう。

二人は何でも知っているようで、意外に知らない。そんなふたりはよくこう言った。

「危ないから遠くへ行ってはいけないよ」「転ばないように怪我をしないようにしっかり足元を照らすのよ」

そう言われたけど周りを見渡し、たくさんの人を観察してみた。そしたらあることに気づいた。

この世界の人たちは一人一人ランタンを持っている。そのランタンは人によってサイズも明るさも違う。

そこで疑問が生まれた。なんでこうも形も大きさも光度も質量も違うのだろう。

当然明るい方が人気があってみんなその明るさに引き寄せられる。しかし、羨望の強風にも吹かれる。でもそんな風をものともしない人だっていると聞いた。

対照的に暗い人もたくさんいる。そんな暗い人たちはよく群がる。そして自ら奥へ奥へ深い穴に入って行く。その方が風がなく傷がつかないらしい。

でも、ある時出会った人が言っていた。

「生まれた時はみんな同じ明るさのランタンを持っているよ。

でも、生きて行くうちにその灯を何度も消されてドンドン炎が小さくなっていく。

その反対に優しい風を送ってくれて元気にしてくれる人もいる。」

ぼくはそんな人がたくさんいればいいのにと思う。

そしてぼくは出口へとゆっくり歩き始めた。

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