キリギリスとアリ 第1話

この世界には働き者のアリと自由奔放なキリギリスがいます。

そんな世界の小さなお話です。


ある山の中腹の不便な所にゲストハウスを経営している一匹のキリギリスがいました。

そのキリギリスは自由に経営をしていましたが、

財布に余裕がなくこのままだと冬には電気もガスも水道も

止まり冬を超えることは不可能でした。

キリギリスは良いことを思いつきました。でもそれはとても一匹で出来ることではありません。

そこで、助けてくれるアリを探しに山を降り、そこにいたアリに尋ねました。

「ねえ、アリさん冬がもうすぐ来るんだ、助けてくれないかい?」

「やだよ、夏に一生懸命働かなかったから悪いんだろ」

アリは冷たく言いました。

キリギリスは一日中アリたちに声をかけましたが

全く相手をしてくれませんでした。

一日中歩いてヘトヘトになりお腹が空いて、あるレストランに入りました。

すると料理がすごく美味しく感動しました。

配膳してくれたアリに聞きました。

「これを作ってくれたのは誰?」

「あーキリギリスだよ、珍しく働き者のね」

キリギリスが仕事が終わるのも待っていたら

ため息をついたキリギリスが出てきました。

そのキリギリスに尋ねました。

「なぜ、君はアリのレストランで働いているんだい?」

「ここは暖かいし、収入も安定しているからだよ」

「でもなんか楽しそうじゃないね」

「お金はもらえるけどあまり好きじゃないんだこの仕事場、堅苦しくって息がつまるんだよ、本当は君みたいに自由に仕事がしたいんだ」

そうキリギリスは言いました。

ここでキリギリスは考え、ゲストハウスを必死にプレゼンし、キリギリスに説得しました。

「君のその腕が欲しい。僕一匹じゃ何もできないんだ。一緒にゲストハウスで冬を越さないかい?絶対に楽しませることができるよ」

「んーわかったよ。君を信じてみるよ」

そうして見事口説き、仲間ができました。

二匹は帰る途中どこからか綺麗な音色のバイオリンが聞こえてきました。。。。

 

 

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